旅の醍醐味はハプニング? 計画通りに行かないから面白い…旅情を深める「アクシデントのススメ」とは【リレー連載】現代人にとって旅情とはなにか(5)
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スマートフォンの普及で旅の「目的」達成は容易になったが、その「過程」の偶発性は薄れつつある。アクシデントや予期せぬ発見が旅の記憶を豊かにする一方、効率化が「旅情」を損なう可能性もある。事前情報を抑え、偶然を楽しむ余地を残すことが、現代の旅をより魅力的にする鍵かもしれない。果たして、テクノロジーは旅の本質を変えてしまったのか──。
旅情を左右する情報摂取

この現代社会において、スマートフォンを持たずに旅行することは現実的ではないかもしれない。スマートフォンは単に情報収集の道具というだけではなく、カメラであり、財布の代わりにもなっているからだ。そう考えると、あえて事前に旅の日程をガチガチに決めておかないことが、「過程」を楽しむ旅のポイントになるかもしれない。
例えば、食事をする場所にしても、すべてを事前に決めておくのではなく、ホテルの人のおすすめの場所に行ってみる、あえて直感で決めてみるといったことよって、予想外の驚きや出会いがあるかもしれない。
もちろん、「ハズレ」を引く可能性もあるが、そもそもガイドブックやネットの口コミが常に「アタリ」を教えてくれているとは限らない。何に「旅情」を感じるかというのは人それぞれかもしれないが、もし、最近の旅に「旅情」が感じられないのであれば、あえて事前の情報の摂取を少なくして旅に臨むというのも1つの方法かもしれない。
ただ、最後に筆者が普段から予定を立てることに無頓着で、スケジュール帳なども利用していない人物だということを申し添えておく。