電動キックボードもうすぐ「1兆円」市場へ! 全面普及待ったなし? 若い女性に人気? 米国では“コスパ目線”で注目され始めていた!

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駐車スペース不要で手軽に使える電動キックスクーターが、都市部を中心に世界的な普及を見せている。2024年の市場規模は約9300億円に達し、2030年まで年平均11.9%成長が予測される中、日本でも短距離移動の主役として注目が高まる。若者や女性の間で広がる新たな移動手段が、自動車所有スタイルに変革をもたらすのか。環境配慮やMaaS時代を見据えた可能性を探る。

北米から日本へ拡大するエコ移動革命

電動キックボード(画像:写真AC)
電動キックボード(画像:写真AC)

 東京都内に住む筆者(仲田しんじ、研究論文ウォッチャー)が最近街中で電動キックスクーターを見かけて気づいたのは、若い女性の利用者が増えていることだ。特にカップルや女性ふたり組で利用している姿が目立ち、少々意外に感じたが、理由を考えると納得がいく点がある。それは

「ファッションへの影響が少ない」

ことだ。おしゃれを楽しむ若い女性にとって、服装によっては自転車や電動アシスト自転車は利用しにくい場合がある。しかし、立ったまま乗れる電動キックスクーターは服装にほとんど制限がなく、自由なスタイルのまま乗れるのが大きな魅力だ。さらに、多くの場合、ヘルメット着用義務がないため、ファッションを損なう心配もない。

 加えて、乗り捨てができるスポット(ポート)の存在も利用を後押ししている。帰りの手段を気にせず行動できる点は、行動の自由度を大きく高める利点だ。

 前述の調査リポートによると、北米では当初、環境問題への取り組みとして普及が始まった電動キックスクーターが、2024年にはさらに浸透し、

「コストパフォーマンスの高い交通手段」

として選ばれるようになった。単なる“エコ”のためのツールではなく、実用的な移動手段として認識されるようになってきたのだ。

 日本市場についても、電動キックスクーターは二酸化炭素排出量の削減や都市部での移動性向上を目指す政府の方針により、今後数年間で急速に成長すると予測されている。

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