電動キックボードもうすぐ「1兆円」市場へ! 全面普及待ったなし? 若い女性に人気? 米国では“コスパ目線”で注目され始めていた!

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駐車スペース不要で手軽に使える電動キックスクーターが、都市部を中心に世界的な普及を見せている。2024年の市場規模は約9300億円に達し、2030年まで年平均11.9%成長が予測される中、日本でも短距離移動の主役として注目が高まる。若者や女性の間で広がる新たな移動手段が、自動車所有スタイルに変革をもたらすのか。環境配慮やMaaS時代を見据えた可能性を探る。

成長率11.9%が示す新たな可能性

電動キックボード(画像:写真AC)
電動キックボード(画像:写真AC)

 運転免許がなくても乗れる電動キックスクーター(電動キックボード)は、交通ルールの遵守やモラルに関して懸念を抱かせる一方で、今後の展開についてはさらなる普及が見込まれている。

 米カリフォルニア州サンフランシスコに本社を構え、インドと米国を拠点とする市場調査およびコンサルティング会社「Grand View Research」が2024年10月に発表した調査リポートによると、世界の電動キックスクーター市場規模は2024年に

「59億3000万ドル(約9300億円)」

に達すると予測されており、2025年から2030年にかけて年平均成長率11.9%で成長するとしている。

 同リポートでは、フランス、スペイン、ドイツ、米国をはじめとする国々で、ここ数年で電動キックスクーターの販売数が大幅に増加しており、この傾向は今後も続くと予測している。

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