中央自動車道の圧倒的功績! 首都圏~中京圏の大動脈が生み出した「雇用8万人」「生産変化額26兆円」という経済効果とは
中央道は、開通から40年以上にわたって東京都と中京圏を結ぶ経済の大動脈として、約26兆円の生産変化をもたらしてきた。所要時間の短縮は企業の発展や観光の振興に寄与し、雇用も8万人増加している。しかし、交通量は他の路線の開通によって減少傾向にあり、老朽化対策も急務となっている。今後の発展には、相互関係の強化が重要になるだろう。
開通で生まれた8万人雇用

中央道の開通は、特に山梨県、長野県、岐阜県の3県に対して、さまざまな産業や経済発展に大きな影響を与えた。開通により、雇用が増加したことが報告されており、
・山梨県:約3万人
・長野県:約4万人
・岐阜県:約1万人
合計で約8万人の企業雇用が生まれた。特に製造業の発展が著しい。
中央道沿道には、山梨県の甲府南IC近くに国母工業団地があり、ここには電気機械、輸送用機械、金属製造業などが集まっている。また、長野県塩尻市では情報通信機器の産業出荷額が全国1位を誇っている。
さらに、長野県の伊那地域や岐阜県の東濃地域は、アジアナンバー1の航空宇宙産業クラスター形成特区に指定されている。
このように、さまざまな産業が中央道の開通によって発展してきた結果、3県の中央道沿道市町村の製造品出荷額は1966(昭和41)年から2020年の54年間で
「約14倍」
に増加した。
農水産物輸送量6倍増の理由

山梨県、長野県、岐阜県は農産物の生産が盛んで、特に山梨県と長野県は全国有数の農産物生産地域だ。具体的な生産状況は次のとおり。
・ぶどう:山梨県が全国1位、長野県が全国2位
・もも:山梨県が全国1位、長野県が全国3位
・りんご:長野県が全国2位
・レタス:長野県が全国1位
農産物は鮮度が重要なので、できるだけ早く消費地域に届けることが大切だ。中央道の開通によって、山梨県や長野県から消費の多い首都圏や中京圏へ迅速に輸送できるようになった。
この結果、1965年から2020年の55年間で、中央道沿道の3県の農水産物の県外向け自動車貨物輸送量が
「約6倍」
に増加した。特に果物と野菜は約4倍増加し、これにより山梨県と長野県では農産物の生産がさらに活発になった。