旧「東京モーターショー」開幕まで1か月を切ったのに、全然盛り上がっていない根本理由

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2024年10月に千葉市で開催される「ジャパンモビリティショー・ビズウィーク2024」は、ビジネスマッチングに特化した新しい試みだ。しかし、注目度は低い。昨年の来場者数111万人からの低迷が心配されている中、スタートアップ150社を含む200社が出展を予定している。自動車業界の革新を促進し、次世代モビリティの創出に期待が寄せられている。

CEATECとのシナジー活用

2011年以降開催されていた東京ビッグサイト(画像:写真AC)
2011年以降開催されていた東京ビッグサイト(画像:写真AC)

 CEATECの起源は、1962(昭和37)年に開催された「日本電子工業展」にさかのぼる。

 この展覧会では、テレビやラジオといった音響機器、無線機器、測定器、電子部品などが出展され、パーツから完成品まで幅広い分野をカバーした総合展として現在まで受け継がれている。

 毎年1月に米国ラスベガスで行われるCES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)と比較されることも多く、出展企業が最新技術を披露することで毎年注目を集めている。

 近年では自動車関連企業の出展も増加している。2023年は、

・三菱電機(自動運転レベル4移動サービス)
・京セラ(無人自動走行ロボット)
・東芝(EV充電用タンデム型太陽電池)
・シャープ(クリックディスプレー)
・パナソニック(各種車載部品)

などが出展していた。

 併催によって、自動車分野の最新技術に触れる機会が増え、両イベントの役割を補完し合うことができる。また、事前に来場者登録をすることで無料で入場でき、両会場を自由に行き来できるため、集客面でも相乗効果が期待できる。

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