「悪夢再び」 小泉進次郎の規制緩和は「トラック業界」を再び破壊するのか? 親子二代にわたる労働環境悪化の辛らつ現実

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小泉進次郎氏が次期総理候補として浮上している。彼は父・純一郎氏の「聖域なき改革」を引き継ぎ、解雇規制の緩和やライドシェアの解禁を提唱している。この政策により、トラック業界では過当競争や労働環境の悪化が懸念されており、労働者の権利や安全性が脅かされる可能性がある。進次郎氏の政策が労働市場に与える影響は非常に深刻であり、今後の動向に多くの人が注目している。

進次郎改革で再燃する過当競争の懸念

自民党総裁選に立候補し、所見発表演説をする小泉進次郎氏=9月12日午後、東京・永田町の同党本部(画像:時事)
自民党総裁選に立候補し、所見発表演説をする小泉進次郎氏=9月12日午後、東京・永田町の同党本部(画像:時事)

 奇矯な発言で注目を集めてきた小泉進次郎氏が、次期総理候補として名乗りを上げた。彼のスローガン「聖域なき改革」は、父・純一郎氏の政治手法を思い起こさせるものだ。

 純一郎氏の規制緩和政策は

「トラック業界」

に大きな影響を及ぼした。その結果、

・過当競争
・運賃のダンピング
・労働条件の悪化

が引き起こされ、

・事故率の増加
・労働時間の延長

といった具体的な問題が明らかになった。業界は今もその“後遺症”に苦しんでいる。進次郎氏の政策も、父親の「改革」の“負の側面”を再び浮かび上がらせるのではないかと懸念される。

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