通勤も立派な運動に! 働く人々の「スマートウオッチ」活用法をご存じか
スマートウオッチの普及にともない、特に注目されているのが、働く人々の日々の移動が「新たな運動習慣」を生み出す可能性だ。2020年の運動実施率は6割を超え過去最高となったが、多忙を理由に運動をおろそかにする傾向も見られる。スマートウオッチを活用することで、移動を運動として意識するようになり、健康意識の向上につながることが期待される。
ポール活用で負担軽減

歩くことを運動にする際に重要なのは、
「歩数よりも心拍数」
だといわれている。つまり、単に長い距離を歩くだけではなく、歩く速度を上げて心拍数を一定の範囲に保つことが必要だ。そうしなければ、運動効果は上がらない。
しかし、筆者のように体重があって歩くのが遅い場合、速く歩くことは意識しても難しい。また、あまりに速すぎると体に負担がかかることもある。その点、スマートウオッチは心拍数を確認しながら調整するのに役立つ。機器によっては、心拍数や速度が記録されるので、適度な運動になっているか判断しやすい。
安全に速度を上げる方法としておすすめなのが、ポールを使った歩行だ。
・ポールウオーキング
・ノルディックウオーキング
と呼ばれるこの方法では、腕の振りを利用して速度を上げることができるうえ、歩幅を広げても膝や腰への負担を軽減できる。
もうひとつ重要なのは、どこでも速く歩こうとするのではなく、
・あらかじめルートを調べる
・速く歩く区間を設定する
ことだ。大きな道路の歩道は、他の歩行者への配慮からポールを使ったり、速く歩く区間に設定したりするには不向きだ。また、大きな道路は交差点や信号で区切られるため、信号待ちで何度も足を止めることになり、運動効果が薄れてしまう。大きな道路沿いでランニングしている人を見かけると、どれだけ調べて走っているのか不思議に思うことがある。筆者は、そのような道路の裏道を選び、信号が続かない場所や下り坂を速く歩く区間に設定している。
歩行者には通行規制がないため、ルート選びによって自由に区間を工夫できる。もともと電車通勤をしている人は、
「途中駅の近くにルートを設定」
しておくと、疲れた時や雨の日でもいつでも電車に切り替えられるので便利だ。無理をすることは長続きしないからだ。