通勤も立派な運動に! 働く人々の「スマートウオッチ」活用法をご存じか
スマートウオッチの普及にともない、特に注目されているのが、働く人々の日々の移動が「新たな運動習慣」を生み出す可能性だ。2020年の運動実施率は6割を超え過去最高となったが、多忙を理由に運動をおろそかにする傾向も見られる。スマートウオッチを活用することで、移動を運動として意識するようになり、健康意識の向上につながることが期待される。
通勤で得る運動習慣
さらに注目すべきは、
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「移動中に10分以上徒歩や自転車を利用する」
ことが、スマートウオッチの利用に影響を与えるという点だ。この移動には通勤も含まれており、通勤時の歩行や自転車の利用がスマートウオッチの使用と関連していることがわかる。
このことから、スマートウオッチを使うことで、普段の移動を「運動の機会」として意識する可能性がある。これにより、特別な準備をして運動を始めたり続けたりする手間が省け、運動が日常的な習慣になることが期待できる。実際に
「面倒くさいから」
という理由が運動をしない大きな要因となっている(スポーツ庁「スポーツの実施状況等に関する世論調査」より)、この側面は重要である。
筆者も、スマートウオッチを使うことで通勤中の移動を運動の機会と意識するようになった。特にコロナ禍以降は、電車での移動を徒歩に切り替え、それを運動習慣にするためにいくつかの工夫をした。その具体例について、次に紹介したい。