トヨタがギガキャスト用大型鋳造設備の導入先に、愛知の「自社工場」を選んだ理由

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トヨタが愛知県内に国内最大級のギガキャスト用鋳造設備を導入する。型締力は9000tで、EV生産の効率化を目指す。2025年までに30モデルを市場投入予定で、2030年には年間350万台のEV販売を計画している。

EV市場で加速するギガキャスト競争

IDRA社の大型鋳造設備(画像:IDRA)
IDRA社の大型鋳造設備(画像:IDRA)

 テスラが業界に先駆けてギガキャストを導入したのは2020年で、最初のモデルはモデルYだった。この大型鋳造設備はイタリアのIDRA社製で、親会社は中国のLKグループだ。また、IDRA社は9000t級の設備をボルボからも受注している。

 現在、比亜迪(BYD)をはじめ、EVを生産するほとんどのメーカーがギガキャストの導入を検討している。これにより、世界各国のEVメーカーや大型鋳造設備メーカーの間で、ギガキャスト技術に関する競争が激化している。

 トヨタは2021年12月に発表したEV戦略から1年半が経過しているが、当時の目標はそのままで、2025年までに30種類以上の電動車両を市場に投入し、2030年までに年間350万台のEVを販売する計画が掲げられている。このロードマップを実現するためには、トヨタにとってギガキャストは不可欠な技術となる。

 トヨタは年内に試作でのギガキャスト導入を開始し、将来的には海外で生産するEVにも展開していく見込みだろう。

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