名車「スーパーカブ50」消滅へ 排ガス規制は理解できるが、これは幸せなことなのか?

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ホンダが50cc以下の原付バイクの生産終了を発表。2025年末までにスーパーカブを含むさまざまなモデルが消える見込み。今後どうなるのか。

“国民の足”の消滅

スーパーカブ50(画像:本田技研工業)
スーパーカブ50(画像:本田技研工業)

 ホンダは50cc以下のエンジンを搭載する原動機付自転車(原付)の生産終了を発表した。2025年末までにさまざまなバイクが姿を消す見込みだ。そのなかには同社が世界に誇るバイク「スーパーカブ」の50ccモデルも含まれており、歴史のあるスーパーカブの1車種がついに生産終了となる。

 カブはホンダが創業当時からラインアップしているバイクで、最初期のカブは1952(昭和27)年に登場したモペット(自転車にエンジンを組み合わせたバイク)で、戦後の復興期を支える大事な乗り物として全国で活躍した。その後1958年にはスーパーカブという車名でより本格的な小型バイクを発売し、従来のバイクをしのぐ高性能と耐久性を発揮したことで大ヒットモデルとなる。

 デザイン的にスクーターとオートバイを合わせたような独特のデザインだが、1958年の発売から現在に至るまで基本的なデザインは変わっていないほど完成度の高いバイクになっている。2017年にはスーパーカブの世界累計生産台数が

「1億台」

を突破しており、世界一の記録を打ち立てるほどの人気の高さを誇っている。

 1958年に50ccモデルとしてスタートしたため、まさに伝統あるバイクが姿を消すことになる。理由は2025年11月から施行される新排ガス規制によるもので、50ccエンジンでは対応することが難しくなる。

 以前から、50ccエンジンバイクの生産終了がささやかれていたが、ついにそのときが来た。長年、“国民の足”として活躍してきたスーパーカブ50の消滅は、いささか寂しいものがある。

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