「日本の運転マナー = 三流レベル」は本当か? データ&歴史で再検証、原因は“警察”にもあったのかもしれない

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日本では自動車の品質は一流だが、運転マナーは「三流」とされる背景には、歴史的・文化的な要因があるかもしれない。交通事故統計などから考える。

「免許制度」の問題なのか

自動車教習所(画像:写真AC)
自動車教習所(画像:写真AC)

 首都圏の電車で「当所は合格率99%」という教習所の広告を見たことがある。以前の筆者の記事でも触れたように、自動車の普及は

「運転免許と表裏一体」

であり、国策として免許の取得が推進されてきた経緯がある。「誰でも免許が取れる」となれば、その副産物として運転不適格者が混在してくるのは避けられない。すると日本では

「免許が安易に取れるからマナーが悪いのか」

という疑問が生じるが他の国はどうなのだろうか。

 教習時間・費用・審査項目などのいくつかの指標から、免許取得の難易度を国際ランキングした「zutobi」というサイトがあり、日本は厳しいほうから21番目となっている。前後にデンマークやドイツなどが並び、少なくとも

「日本が緩すぎとはいえない」

ようだ。同サイトでは教習内容や指導員の質までは評価されていないが、日本の教習所は丁寧に教えてくれる印象があるし、教習所に通わず自動車試験場で直接受験する「一発試験」はかなり厳しい。それにもかかわらず、冒頭の状態別の交通事故死者のデータのように日本とドイツその他との違いが生じる。免許を取得した後の問題、すなわち教習所(試験)で模範運転して試験さえ通ればよく、

「現実の路上では成り行き任せ」

という実態がなぜ起きるのだろうか。

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