山梨県の高校生は「バイク通学」が多かった! いったいなぜ?

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山梨県の高校生がバイク通学を選ぶ背景には、厳しい地形と公共交通の不便さがある。県内の交通事故率は全国ワースト2位で、道路事情やガソリン代の高さも課題。バイク通学は便利だが、リスクや費用がともなう。

バイク通学の意外なハードル

『ゆるキャン△』舞台のひとつ・山梨県南部町。山梨県の「山がち」かつ「狭い盆地や谷に密集」する地形は、高校生に「バイク通学」という選択肢をもたらすことにつながった(画像:芝海しばうみ)
『ゆるキャン△』舞台のひとつ・山梨県南部町。山梨県の「山がち」かつ「狭い盆地や谷に密集」する地形は、高校生に「バイク通学」という選択肢をもたらすことにつながった(画像:芝海しばうみ)

 自転車よりも速く、公共交通よりも小回りが利くバイク通学を選択できるのはうらやましい限りだ。しかし、バイク通学は意外と大変なことも多い。

 山梨県は車社会ではあるが、道路事情は決してよいとはいえない。前述したように、山梨県は地形の制約上、狭い道が多いため都市部では渋滞が多い。

 そして、ひとたび山に入れば急勾配やカーブが多い。さらに、野生動物が飛び出してきて愛車を傷つけることもあり、保険の等級も下がる可能性がある。

 バイク通学の難しさは道路事情の厳しさだけではない。山梨県は内陸県で山が多いため、ガソリンの価格も全国ベスト10に入る高さなのだ。

 バイク通学の文化は、今やさまざまな作品に描かれる「山梨らしい光景」のひとつとなっている。一見、うらやましいような気もするが、

・ガソリン代
・車検代
・保険料

そして本人(運転手)自身の負担を考えるとデメリットは大きく、険しい地形ゆえに公共交通が不十分という地域特性をリカバーするための

「やむを得ない策」

ともいえる。

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