山梨県の高校生は「バイク通学」が多かった! いったいなぜ?
山梨県の高校生がバイク通学を選ぶ背景には、厳しい地形と公共交通の不便さがある。県内の交通事故率は全国ワースト2位で、道路事情やガソリン代の高さも課題。バイク通学は便利だが、リスクや費用がともなう。
バイク通学が日常の山梨県
みなさんは学生時代、どのような交通手段で通学していただろうか。日本では16歳から原付・普通二輪車の免許を合法的に取得できるが、通常は電車、バス、自転車、徒歩のいずれかの方法で通学していたはずだ。しかし、山梨県では「バイク通学」も一般的である。
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実際、山梨県は高校生の免許保有率が全国でもトップクラスだ。『スーパーカブ』の主人公・小熊や『ゆるキャン△』の主人公・リンのように、高校1年で免許を取得してバイク通学する生徒も多い。『スーパーカブ』で描かれたような
「自転車で通学する高校生が、バイクでやってきたクラスメートに追い抜かれる」
という、他県ではあまり見られない光景が日常化している。
バイク通学の割合は立地条件などにもよるが、自転車の駐輪場とバイクの駐輪場が合体した大型の立体駐輪場を持っている高校は珍しくない。
では、なぜ山梨県では高校生のバイク通学が一般的になったのだろうか。