鉄道「個室復活」の波! そもそも“車内テレワーク”はアリかナシか? 対応車両の増加で今後どうなる

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新型コロナウイルスの感染拡大懸念からテレワークが注目されるようになり、DX業界ではITをうまく活用してテレワークが基本となっている。今後はどうなっていくのだろうか。

求められる空間価値の向上

電車内のテレワークのイメージ(画像:写真AC)
電車内のテレワークのイメージ(画像:写真AC)

 オフィスに行かない働き方が増えたとしても、ワーケーション(旅行を楽しみながら仕事をする働き方)を取りたい層は存在するし、オンライン会議が普及した現在でも出張を必要とする業種は少なくない。

 2023年度上半期の4月から9月までの新幹線利用率は、おおむね新幹線コロナウイルス発生前の8割から9割の水準であった。

 この数字の解釈次第では、平日のビジネス利用の減少をどう補うかという問いに対するひとつの答えとして、テレワークも視野に入れた臨時料金収入の検討が必要かもしれない。在来線区間も同様だ。個性的な働き方を望む人は多い。

「よいスペースには一定の対価を」

という方向で経営を安定させることも重要である。

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