出張先からペットと遊べるようになる? 韓国Hyundaiが描く近未来世界「メタモビリティ」とは何か
現代自動車がCES2022で発表した新コンセプト「メタモビリティ」。モビリティの役割を仮想空間(メタバース)にまで拡大することで、「人間の到達点を拡大」するという。モビリティとメタバースの融合により、人類は新たな進歩の時代を迎えようとしている。
現実のアバターが行為を“代行”
モビリティの例を挙げると、自分がメタバース上で移動すると、現実世界にいる自分の実物のアバター(ロボットもしくはモビリティ)が実際に移動する。
つまり自分が実際にそこに行かなくても、現実世界にいる自分のアバターが代わりにそこに行き、そこから送られてくるリアルタイムな映像や音声を感じることで、まるで自分が実際にそこに行ったかのようなことを体感することができるようになるのだ。
メタバース市場は2020年におよそ5000億ドル(約56兆円)規模だったものが、2028年にはおよそ8290億ドル(約124兆円)規模へと1.6倍程度に成長していくと言われている。
そうした目覚ましい成長が見込まれる分野におけるヒョンデの「メタモビリティ」への取り組みから、今後も目が離せない。