出張先からペットと遊べるようになる? 韓国Hyundaiが描く近未来世界「メタモビリティ」とは何か

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現代自動車がCES2022で発表した新コンセプト「メタモビリティ」。モビリティの役割を仮想空間(メタバース)にまで拡大することで、「人間の到達点を拡大」するという。モビリティとメタバースの融合により、人類は新たな進歩の時代を迎えようとしている。

ロボット分野に注力するワケ

米ロボティクスのボストン・ダイナミクスを買収した際のリリース資料(画像:BostonDynamics)
米ロボティクスのボストン・ダイナミクスを買収した際のリリース資料(画像:BostonDynamics)

 2019年10月、同社はグループの事業構成が将来「自動車50%、UAM(アーバンエアモビリティ、いわゆる「空飛ぶクルマ」)が30%、ロボットが20%」という比率になっていくだろうと発表した。

 その翌年の2020年12月、このロボットの20%部分を牽引(けんいん)していく重要な戦略パートナーとして、米国のロボティクス企業であるボストン・ダイナミクスを買収した。

 ボストン・ダイナミクスは機動性に優れたロボットの開発で定評があり、その先進的なロボット技術は、安全で生産性の高い作業を可能にする。

 また両社は「ロボットが単なる機械ではなく、非常に有用で信頼できるパートナーであり、一緒に組むことで安全性・生産性・生活の質を向上させることができる」という信念を共有しているという。

 こうした強固なパートナーシップを元に、ヒョンデは製造、物流、建設、オートメーションなどの領域で両社の強みを生かしつつ、ロボット事業の成長加速を目論んでいる。

 そして同社は、「人間の到達点を拡大する」ための手段として、こうしたロボティクス技術の活用を活用していく計画である。

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