「Appleのパクリ」はもはや過去! 中国シャオミ初EV「SU7」受注7万台突破と新経済圏ブチ上げ、米中貿易摩擦も何のその?
中国の大手家電メーカー、シャオミがEV市場に参入した。その第1弾となるSU7は、高性能ながら低価格を実現した競争力の高いモデルで、テスラなど既存の大手EVメーカーにとって大きな脅威となりそうだ。
国際的な貿易摩擦の火種化

しかし、この変革の過程では、新たな課題も浮上している。
2024年4月、米国のイエレン財務長官が中国を訪問し、中国政府の補助金政策によるEVの過剰生産問題について協議したことは、その一例だ。中国のEV産業への手厚い支援が、
「米国経済に影を落としている」
との懸念が、米国側から表明されたのである。イエレン長官は
「過剰生産を引き起こす政策からの転換が、米国、中国、そして世界経済に利益をもたらすと確信している」
と述べ、中国の政策転換を促した。一方、中国側は自国の補助金政策を正当化し、むしろ米国の対中制限措置に懸念を示すなど、両国の対立が浮き彫りになった。
シャオミを始めとする中国のEVメーカーの躍進は、政府の手厚い支援あってこそのものだった。だが、その成長戦略は、いまや国際的な貿易摩擦の火種となりつつある。スマホが社会を一変させたように、EVが人々の生活とビジネスの在り方を根底から覆すような、ダイナミックな変化の時代がすぐそこまで来ている。その実現を国家間の対立が阻んでいる。
新たな時代を実現させるために、乗り越えなくてはならない課題はまだまだ多いのだ。