教習所の「存在価値」が上昇中? 活躍の場は教習から障がい者支援まで、社会的使命と採算性の両立に課題も

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教習所は、障がい者や脳卒中患者の“運転再開”にも関わっている。今回は、その存在意義について考える。

モビリティ多様化に対応する教習所

車いす(画像:写真AC)
車いす(画像:写真AC)

 教習所は、一般的に大学生の夏休みや春休み、就職前の時期が繁忙期で、障がい者の運転支援を行うことが難しい場合がある。実際、

「実車評価には対応できない」

という指導員もいるため、配慮も必要だ。

 自転車だけでなく、現在、電動キックボード(特定小型原動機付自転車)や電動バイクなど、さまざまなモビリティが登場している。両者が教習所で教習できる意義は大きく、現在、一部の教習所で実施されている。

 また、最近では特定技能職種に「自動車運送業」が追加され、バスやタクシーなど旅客運送業の運転免許ニーズが高まることが予想される。

 今後もさまざまな移動手段の安全な移動を啓発・支援する役割を担うことが期待される。

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