「開業効果あんまり」 西九州新幹線の“長崎ブーム”お寒い現状、街並み激変も 役所「乗り換え連続ネックか」のホンネ

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西九州新幹線の開業という100年に1度の変革期を迎えた長崎市。市は一連の再開発事業で人を呼び込もうとしているが、西九州新幹線の全線開通の兆しはまだ見えない。

今も続く市中心部の開発ラッシュ

武雄温泉駅の位置(画像:OpenStreetMap)
武雄温泉駅の位置(画像:OpenStreetMap)

 西九州新幹線のうち、佐賀県武雄市の武雄温泉駅~長崎駅間約66kmが2022年9月、開業したのに合わせ、長崎市内はここ数年再開発ラッシュが続いている。もともと九州を代表する観光地のひとつだが、街の魅力を高める新施設が相次いで登場し、景色が大きく変わろうとしている。

 尾上町のJR九州新長崎駅ビルでは2023年11月、商業施設のアミュプラザ長崎新館が開業した。全86店のうち、長崎初出店が4割以上を占め、開業から10日間で

「約42万人」

が来場する盛況ぶり。2024年1月には約200室を持つ高級ホテルの長崎マリオットホテルもオープンした。

 このほか、江戸時代にオランダ商館があった出島と江戸町を結ぶ出島表門橋、尾上町で複合MICE施設の出島メッセ長崎、魚の町で長崎市新庁舎などが完成している。MICEとは、ミーティング、インセンティブ、コンベンション、エキシビションの総称で、開催地における

・高い経済波及効果
・ビジネスチャンス/イノベーションの創出
・都市ブランド/競争力の向上

などが期待される。今後は桜町の旧市庁舎跡地で文化施設、尾上町で長崎駅東口駅前広場などが整備される予定だ。

 しかし、2015年の北陸新幹線延伸で一大観光ブームを巻き起こした石川県金沢市と比べると、にぎわいに物足りなさを感じる。観光庁がまとめた2022年の宿泊旅行統計調査では、長崎県と石川県の延べ宿泊者数は

「640万人泊前後」

で拮抗(きっこう)しているのに、なぜだろうか。

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