快速・特急が大幅削減なら「高速バス」だ! とはいかない、千葉県の深刻交通事情

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千葉県内、特に千葉市東部や南部からの交通アクセスの問題が深刻化しているが、どうすればいいのか。それは「鉄道の再強化」にほかならない。いったいなぜか。

鉄道の減少分を補うバスの限界

 何より心配なのは、全国的なバス事業者の人手不足だ。千葉県内でも人材不足に悩む事業者は多く、地域を問わず多くの路線が減便されている。

 例えば千葉市では、小湊鐵道バス、平和交通、千葉中央バスなど複数の事業者が2023年以降の大幅な減便・廃止を決めている。

 特に、千葉中央バスが運行する都賀線の鎌取駅~都賀駅間は平日35便から8便に、千葉中線の大椎台団地~土岐駅間は平日32便から3便と7割以上の減便となり、周辺住民に大きな不安を与えている。

 鉄道会社からシェアを奪い、地元のバス会社の収入源となっていた高速バスも影響を受けている。ジェイアールバス関東は東京駅~富里・多古線の運行本数を減らした。房総半島から都心への高速バスを多く運行する小湊鐵道と日東交通も減便している。

 このような相次ぐ減便で、鉄道の減少分をバスが補うというのは現実的ではないのだ。

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