「これは返金レベル」 1回数万円の“鉄道撮影会”で起きた失態に、ファンの不満爆発? 落胆と満足の境界はどこにあるのか
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参加費2万5000円も返金なし

約2時間にわたり行われた撮影会では、時間が経過するにつれ“影落ち”の状況は若干緩和されたものの、完全に払拭(ふっしょく)されることはなかったという。影が車両にかかるなど、期待通りの撮影条件とならない可能性は、JR東日本のネットショップ「JRE MALL」での参加権販売時点で、注意事項として明記されていた。
とはいえ、Aさんは
「影を回避する方法はいくらでもあったのではないか」
といぶかる。
例えば、前日の同じ時間帯に車両を据え付け、影の状況を確認することは容易だったろうし、当日開催前でも、車両の位置を少し前後させるだけで影は回避できただろう。参加者からの苦情を受け、その場で機関車を少し動かすこともできたはずだ。その場合は危険が伴うため、参加者は外に出て待機する必要はあるが、それでもその方がよかったに違いない。
「要するに、事前の準備も、撮影条件に対する配慮も、当日の臨機応変も、全て欠けていたのです」
とAさんは評価する。
そもそも、企画者が写真撮影に適した条件について、どこまで理解していたのか疑問を抱く場面さえあったという。太陽が雲に隠れた瞬間、
「(ビームの)影がなくなりました、今が撮影チャンスです」
と叫んだJR社員がいたことに、Aさんはぶぜんとした。
「影が目障りだったとはいえ、誰も曇りの写真を撮りたいとは思わない。そんな心情も分かっていなかったとは……」
この撮影会は3日連続で開催され、1月26日はその初日だった。“影落ち”のトラブルを受け、翌日からは車両の停止位置が変更されたようだが、初日の参加者に対しては特に謝罪もフォローもなく、「またの機会のご参加をお待ちしております」とのお礼メールが届くばかりだったという。
参加費は
「2万5000円」
決して安くはない。東京~仙台間を新幹線で往復できるほどの金額だ。東京など他都市から参加した熱心なファンにとっては、往復交通費も含めて3~4万円の出費になっただろう。
もちろん屋外の撮影会ゆえ、曇りならば最初からこのような問題もなかった。とはいえ、絶好の撮影日和にもかかわらず、思うように撮影できなかった参加者の無念は深かっただろう。商品価値に見合ったものだったかどうかは明らかだ。