「これは返金レベル」 1回数万円の“鉄道撮影会”で起きた失態に、ファンの不満爆発? 落胆と満足の境界はどこにあるのか

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鉄道ファン向けの有料車両撮影会が人気を集めている。ただ、各内容のレベルは千差万別で、課題も多い。

鉄道車両撮影会の魅力

「『名機は三度、甦る。』撮影会」の展示車両イメージ(画像:JR東日本)
「『名機は三度、甦る。』撮影会」の展示車両イメージ(画像:JR東日本)

 鉄道ファンを対象にした鉄道車両の有料撮影会が人気だ。普段は立ち入ることのできない車両基地などで希少な機関車や電車をカメラに収められるのが最大の売りだが、一方で内容の充実度には開きがある。

 車両の全盛期の姿を徹底して再現するなど、ファンの期待に十分に応えた撮影会がある一方で、逆光や影など撮影を阻害する状況に無頓着なために落胆を招くケースも多い。参加費は

「数万円」

と高騰気味で、参加者の満足度のハードルは上がっている。車両という鉄道会社最大の「財産」を生かすために、現場同士の情報共有が一層欠かせない。最近開催されたふたつの撮影会を例に考えたい。

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