日産・ホンダ提携の本命は「軽・小型EV」共同開発? ダイハツ不正発覚後の一大動向の行方とは

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日産とホンダの戦略的パートナーシップの検討は、EV市場で生き残るための選択である。その主眼は、軽・小型のEVの共同開発にある。本稿ではその根拠を示す。

両社の巻き返し戦略

2024年3月25日発表。主要11か国と北欧3か国の合計販売台数と電気自動車(BEV/PHV/FCV)およびHVシェアの推移(画像:マークラインズ)
2024年3月25日発表。主要11か国と北欧3か国の合計販売台数と電気自動車(BEV/PHV/FCV)およびHVシェアの推移(画像:マークラインズ)

 このようなEV戦略に基づき、両社は今後のEV共同開発の進め方について協議を重ねる見通しだ。

 両社の強みである軽四輪車や、世界中で待ち望まれている手ごろな価格(2万ドル = 約300万円)の小型EVを共同開発し、それぞれの電動車戦略の実現に向けて協力することになりそうだ。

 EV需要が足踏みするなか、両社は早急に巻き返しを図る戦略に転じたと見られる。今後どのような共同開発EVが発表されるのか、両社の開発動向に注目したい。

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