日本再上陸の「韓国Hyundai」 原宿にショールームを堂々オープン 韓国推しの若年層にアピールか

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約12年ぶりとなる日本再進出を発表した韓国ヒョンデ。韓国好きが多い若年層の街・原宿にショールームをオープンした。

18~29歳「韓国に親しみ」61.4%

原宿にオープンした韓国ヒョンデのショールーム(画像:Hyundai Mobility Japan)
原宿にオープンした韓国ヒョンデのショールーム(画像:Hyundai Mobility Japan)

 韓国ヒョンデ(Hyundai)の日本法人Hyundai Mobility Japanは2022年2月19日(土)から、ヒョンデ車のショールーム「Hyundai House Harajuku(ヒョンデ ハウス 原宿)」をJR原宿駅前にオープンした。

 約12年ぶりの日本再上陸を発表したヒョンデは、

・全国展開のディーラーを持たずオンライン販売
・取り扱いモデルはBEV(バッテリー電気自動車)とFCV(燃料電池車)の2車種
・購入、所有だけでなくシェアリングなどの利用体験を提供する

などの戦略を明らかにしている。とりわけオンラインで完結する販売形態については、「スマホネイティブの若年層消費者へのコミュニケーション」を重視する姿勢を打ち出す。

 そうした戦略を展開する背景の一つには、日本では若い世代ほど韓国に対し親しみを感じるという国内世論がある。内閣府が発表した「2021年度 外交に関する世論調査」では、韓国に対する親近感について、

・18~29歳  61.4%
・30~39歳  42.8%
・40~49歳  39.2%
・50~59歳  34.9%
・60~69歳  30.5%
・70歳以上  29.2%

と世代による違いがくっきりと表れた(「親しみを感じる」「どちらかというと親しみを感じる」の合計)。

 フード、ファッション、ドラマ、コスメなど各ジャンルで韓国コンテンツが獲得している若年層からの支持は、自動車の分野へも広がるのか。都市部を中心に「若者のクルマ離れ」が指摘される中、「Hyundai House Harajuku」はヒョンデにとって若者とのリアルな接点を生み出す重要な拠点として注目される。

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