自動車メーカーの“尻拭い”をさせられる末端ディーラーの悲哀! 不祥事対応で罵倒される彼らへの同情コメントはないのか

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自動車メーカーの商品に何らかの不具合が生じれば、ディーラーが対応しなければならない。世間に対して謝罪するのも結構だが、ディーラーに対する労いがないのではないか。

ある意味「ディーラーも被害者」

自動車の見積りイメージ(画像:写真AC)
自動車の見積りイメージ(画像:写真AC)

 前述したように、ディーラーの多くは独立資本によるフランチャイズ企業であるため、メーカーとは直接の関係はない。そのため、考えようによっては、ディーラーはメーカーの不祥事に対応しなければならない

「被害者」

でもあるのだ。

 筆者がディーラーに勤めていた頃は、大きな不祥事もなく、リコール対応程度だったので、それほど大きなトラブルはなかった。むしろ、問題が起きる前にメーカーが無償で修理してくれる点は賞賛に値すると感じていた。

 しかし、最近の不祥事は、メーカーの信頼さえ揺るがしている。それゆえ、ユーザーは騙されたと感じているのだろう。実際、筆者の身近に当該メーカーの車を購入したばかりの知人がおり、先日相談してきた。筆者は、

「ディーラーも被害者なんだから、強くあたらないでほしい」

と何度もいった。最前線で顧客と接している彼らには頭が上がらない。メーカーの

「尻拭い」

をしているのは、メーカーの社員ではないのだ。ディーラーのスタッフである。この言葉を読者にもそのまま伝えたい。

 不祥事を起こしたメーカーのクルマに乗っている人たちは、それどころではないのは十分承知している。繰り返しになるが、ディーラーもメーカーの不祥事の“被害者”であることを知っていただきたい。

 ディーラーはメーカーのフランチャイズである、というビジネスモデルを理解したならば、営業マンやサービススタッフに優しくしてほしい。彼らも人間だ。連日の顧客対応で疲労困憊しているはずだから、強い意見はやめてほしい。

 ユーザーの不安な気持ちはわかるが、メーカーから正式な発表があるまでは冷静でいてほしいし、ディーラーもそうせざるを得ないのだ。

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