自動車メーカーの“尻拭い”をさせられる末端ディーラーの悲哀! 不祥事対応で罵倒される彼らへの同情コメントはないのか
自動車メーカーの商品に何らかの不具合が生じれば、ディーラーが対応しなければならない。世間に対して謝罪するのも結構だが、ディーラーに対する労いがないのではないか。
ディーラーの独立性

この記事を読んでいる皆さんにいいたいことがある。ディーラーは
「メーカーの“一部署”ではない」
ということだ。簡単にいえば、一部のディーラーを除いて、メーカーの子会社ではなく、経営が完全に分離した別会社なのである。
例えば、メーカーAの車を扱うディーラーBがあったとする。メーカーAの資本が一部ディーラーBに入っていても、経営そのものはまったく別物で、社長も異なる。もちろん、メーカーとディーラーの給与体系も異なる。ボーナスのシーズンになると
「メーカーの平均ボーナスは〇〇〇万円」
といったニュースがよく流れるが、これはディーラーとは関係ない。
ディーラーは、コンビニ業界と同じようにフランチャイズ化されているといえばわかりやすいかもしれない。大元の看板を背負い、その商品を扱う代わりに、総合窓口を担当する。メーカーから車の仕入れを請け負う。そして、仕入れた車を販売し、アフターサービスを担うというビジネスモデルなのである。これをまず、ご理解いただきたい。