結局、自動運転は「通勤の未来」を変えるのか? テクノロジー発展で現実化する“夢の働き方”

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今年に入って、テレワーク推進の流れが弱まっている。テレワークで高い生産性を維持できないのは業務設計上の不備があるからだ。“夢の働き方”について自動運転を通して考える。

夢の働き方には“人の力”が必要

自動運転のイメージ(画像:写真AC)。
自動運転のイメージ(画像:写真AC)。

 かつて、夢の働き方だったテレワークがインターネットの普及によって現実化したように、自動運転やメタバース(インターネット上の仮想空間)など、新たなテクノロジーが新たな“夢の働き方”を描き出し、それが現実化していく。テクノロジーには、そんなワクワクする未来を想像させる力がある。

 もし、新たに描かれた“夢の働き方”が現実化しないとしたら、それはきっとテクノロジーのせいではない。夢の働き方にあった制度や業務態勢の構築で後手に回る職場側の問題だ。

 なぜなら、十分なテクノロジーを有していたにもかかわらず、コロナ禍が発生するまでテレワークを推進させられず、今再び実施率を減少させているという先例が証明しているからだ。

 人間がテクノロジーの発展に追いつけず、足を引っ張ってしまっている現状が残念でならない。夢の働き方の実現は、それを実践できる職場へと改革する“人の力”にかかっている。

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