全然知らなかった! アスファルト舗装の素材に「廃ペットボトル」が注目されているワケ
持続可能な社会への意識が高まるなか、「廃PET」を利用した新しいタイプのアスファルト舗装が注目を集めている。いったいどんな舗装なのか。
自動運転時代の耐久アスファルト

アスファルト舗装の耐久性を向上させることも、近未来のモビリティに大きく関係している。近い将来、完全自動運転が実現すれば、道路を走る車のタイヤはほとんど同じ場所を通ることになるかもしれない。そうなると、道路の同じ場所ばかりが摩耗し、わだちが今よりもできやすくなるだろう。
しかし、アスファルト改質剤や廃PETによってアスファルト舗装の耐久性をさらに向上させることができれば、完全自動運転という近未来のモビリティを支えるアスファルト舗装を維持することが可能になる。
廃PETがアスファルト舗装に利用されるようになった背景には、廃PETを再利用してアスファルト舗装の耐久性を向上させるという「ポジティブリサイクル」を実現するアスファルト改質材の存在があった。完全自動運転車の開発に比べれば、アスファルト舗装の開発は地味な印象だが、自動車が道路を走るためには欠かせない要素である。
近未来のモビリティに関わる他の技術と同様、アスファルト舗装も進化を続けており、花王は2023年2月、道路の課題を解決し、積雪寒冷地での耐久性を向上させる新しいアスファルト改質材「ニュートラック6000SMA」を発表した。
新しい舗装道路を走るときは、地道に開発を続ける研究者の努力に感謝しながら、安全運転を心がけたい。