道路に投げ出されて首の骨を折る人も! 道端の穴「ポットホール」の危険性をご存じか

キーワード :
道路の穴、くぼみを表すポットホールはどのようにできるのか。なぜ危険なのか。

ポットホール(穴・くぼみ)

ポットホール(画像:写真AC)
ポットホール(画像:写真AC)

「ポットホール(pothole)」という言葉を聞いたことがあるだろうか。道路の穴、くぼみを表す。歴史家によれば、ローマ帝国の時代に貧しい陶工たちが粘土の層の上につくられた道路に深い穴を開けて陶土を盗んでいたことに由来するという。また穴の形がポット(鍋)のようであることも少なくなく、そこから使われるようになった。

 ポットホールはどのようにできるのか。まず路面の亀裂や小さな穴から水が入り込む。その水が凍結すると体積が10%膨張するためひび割れができる。温度が上がって氷が解けると空洞ができ、その上を車が走るとその衝撃でポットホールが生まれる。

 道路に穴が開いていれば、当然車にはよくないと想像が付くだろう。具体的には、

・タイヤのパンク
・ショックアブソーバーの損傷
・サスペンション・スプリングの破損
・ホイールのひずみ

などを引き起こすことになる。

 あまり見かけたことがないかもしれないが、冬場に路面が凍結することがあるエリアなら、意識して道路を見てまわれば見つかるはずだ。特に北海道では近頃問題が深刻化している。

全てのコメントを見る