全然知らなかった! アスファルト舗装の素材に「廃ペットボトル」が注目されているワケ

キーワード :
, ,
持続可能な社会への意識が高まるなか、「廃PET」を利用した新しいタイプのアスファルト舗装が注目を集めている。いったいどんな舗装なのか。

廃PETが活用されるワケ

ニュートラック5000と一般的な舗装の耐久性比較グラフ(画像:花王)
ニュートラック5000と一般的な舗装の耐久性比較グラフ(画像:花王)

 なぜこのように廃PETがアスファルト舗装に活用されるのか。

 まず、環境への配慮が大きな理由のひとつだ。廃PETとは、リサイクルの過程でペットボトルに再生されなかった、いわゆる廃棄物のことだ。これまで衣料品や卵パックなどに再利用されてきた。また、そのままアスファルトに混ぜて利用するケースもあった。

 廃PETのアスファルト舗装への活用は、新しい「アスファルト改質剤」の開発によってさらに促進されている。この新しい改質剤は、廃PETをアスファルト舗装に混ぜるだけでなく、同時にアスファルト舗装の耐久性も向上させる。

 アスファルト舗装の弱点である耐久性の向上に廃PETを活用するという、これまでにない最強の「ポジティブ・リサイクル」の組み合わせである。

 改質剤「ニュートラック5000」を開発した花王(東京都中央区)によると、この改質剤の40%は廃PETを活用でき、100平方メートルの舗装面積で約1430本のPETボトルを再利用できるという。

 また、一般的なアスファルト舗装に約1%添加するだけで、高い耐久性が得られるとしている。わだちの深さを測定するホイールトラッキング試験では、従来舗装の約5倍の耐久性を示した。

全てのコメントを見る