屋根付き当然? ロンドンの「バス停」が日本より一歩も二歩も先を行っている理由

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ロンドンのバス停には、ほぼ屋根が付いている。ところどころにしか付いていない東京と比べて、優れているのではないか。

安全な待機場所

都内の屋根なしバス停(画像:写真AC)
都内の屋根なしバス停(画像:写真AC)

 具体的なチェックポイントは次のとおり。

・公共交通機関(駅やバス停を含む)に照明が配置されているか(全体を明るくするよう照明が均等に配置されているか、照明はいつも正常に点灯するか)
・公共交通機関を利用する女性の健康・衛生面のニーズを取り入れたデザインとなっているか(駅やバス停に座って休める場所があるか、適度な日陰があるか、ゴミ箱が設置されているか、ゴミ箱周辺が汚れていないか)

 女性の場合は特に照明などが身の安全に関わってくるが、誰にとっても、バス停に屋根があり、照明があり、ベンチがあり、ゴミ箱があることが、世界標準なのだ。

 バス停の照明に関しては、地方ではもっと必要だろう。神奈川でも、近くに街灯がなく、暗闇のなか、バスを待つ人々のスマートフォンの画面がいくつも浮き上がっているところがあるが、

「どこの開発途上国か」

という気分にもなる。

 ロンドンには約1万2100のバス停があるが、2024年3月までにすべて発光ダイオード(LED)に変更予定で環境にも配慮と知れば、余計に差を感じてしまう。

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