ぬれ煎餅だけじゃない! 「銚子電鉄」の売り上げアップ方法を考えてみた

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銚子電鉄は、銚子駅と外川駅間6.4kmを結ぶ鉄道路線である。今回は、銚子電鉄の売り上げを上げる方法を考えてみよう。

銚子電鉄の現状

銚子電鉄(画像:写真AC)
銚子電鉄(画像:写真AC)

 今回は、銚子電鉄の売り上げを上げる方法を考えてみよう。

 銚子電鉄は、正式には銚子電気鉄道株式会社(千葉県銚子市)といい、銚子駅と犬吠埼の少し先にある外川(とかわ)駅間6.4kmを結ぶ鉄道路線である。

 全国的には、鉄道路線より「ぬれ煎餅」で有名だろう。ここで、2020年度の決算データを見てみよう(令和2年度鉄道統計年報)。

・鉄軌道事業 営業損益:▲146217(千円)
・その他兼業 営業損益:57906(千円)
・営業損益計:▲88311(千円)

 本業の鉄道事業で生じた1億円以上の赤字を、ぬれ煎餅などの収入でおぎなっているのだ。ぬれ煎餅以外でも、「銚子電鉄 まずい棒」といった商品開発、駅名のネーミングライツ、電柱広告のMy電柱など、売れるものは何でも売ってしまうという、涙ぐましいまでの営業努力をしている。

 とはいえ、ぬれ煎餅などは、銚子電鉄のネームバリューを使用した物販の枠にすぎず、鉄道そのものを使い切っているとはいえない。

 そこで、銚子電鉄の鉄道事業を使って何かできないものかと、エア鉄道経営というか、妄想鉄道経営を行ってみたい。

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