ぬれ煎餅だけじゃない! 「銚子電鉄」の売り上げアップ方法を考えてみた
銚子の食文化がヒント
まず、エア鉄道経営にあたり、前提となる銚子電鉄の諸元を見てみよう。
・駅数:銚子駅~外川駅間 10駅
・延長:単線 6.4km
・所要時間:片道約20分
列車を使用して食事を提供するなら、スイスの氷河急行(グレッシャー・エクスプレス)のような本格的なコース料理を考えてみたが、片道約20分、往復約1時間では少し時間が短い。では、2往復でとも考えたが、それでは回転率が下がってしまう。銚子電鉄の路線の短さを生かすなら、昔新幹線で営業していたようなビュッフェ形式がベストだろう。では、何を提供するのか。それは「駅の立ち食いそば」ならぬ、
「電車の立ち食いそば」
だ。
何を隠そう、銚子はヒゲタ醤油、ヤマサ醤油があるように、日本でも有数の醤油の産地である。しかも、銚子をはじめとした房州は、かつお節とゆかりのある土地柄だ。醤油とかつお節が出会ったら、立ち食いそばしかないだろう。
トッピングは、コロッケを推したいところであるが、銚子の名産品をのせるなら練り物1択だ。
・魚すじ
・ちくわ
・はんぺん
・つみれ
・かまぼこ
などなど、銚子名物の練り物を挙げればきりがない。値段は1日乗車券付きで1000円といったところだろうか。
立ち食いそばだけで回転を確保するのが難しいなら、14時以降はアルコールを提供して電車立ち飲みもありだろう。ワンドリンク+練り物1点+1日乗車券付きで1500円とし、銚子ビールなど銚子のクラフトビール、銚子の地酒、銚子メロンワインと、銚子ブランドのお酒を提供する。練り物やそばのトッピングがそのままアテとなるのも好都合だろう。また、車両にお手洗いを用意しなくても、約20分おきにトイレ休憩を確保できるのも、路線が短いゆえのメリットといえる。
立ち食いそばのほか、すし、ラーメン、ホットサンド、ハンバーガーなども考えられるが、銚子電鉄のビュッフェに似合う食材のアイデアを募集すると面白いと思う。