急速に進化するAI世界 「人間の出番」が不要になるのは結局いつなのか?

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日々進化し洗練されてゆくIT技術。モビリティ業界でもその利用が増え続けている。仕分けのオートメーション化、配送ルートの解析やスケジュール管理など、さまざまな業務にIT技術が貢献している。

モビリティ業界でも活躍するAI

AIのイメージ(画像:写真AC)
AIのイメージ(画像:写真AC)

 日々進化し洗練されてゆくIT技術。モビリティ業界でもその利用が増え続けている。仕分けのオートメーション化、配送ルートの解析やスケジュール管理など、さまざまな業務にIT技術が貢献している。近年では、倉庫内でのロボット活用や、カスタマーサポートでの生成AIの利用なども進んでいる。

「IT活用が広まると、人間の出番がなくなってしまうのでは」

という懸念も聞こえてくる。しかし意外とそうでもない。むしろ人にしか対応できない業務もまだまだ多く、IT化や機械化が進む今だからこそ、改めて

「ヒューマンタッチ(人間味)」

の価値が見直されている。なかでも、顧客とダイレクトに接するカスタマーサポートは、人による細やかな対応が不可欠だ。

 輸送関連や航空事業は、複雑な要素や条件が絡み合い、その全てが調整された先にサービスの目的が達成される。AIによるシンプルでストレートな回答ではなく、血の通った人間の対応が求められる。

 問題にぶち当たったときに、親身になって解決法を一緒に探してくれる、そんな「人間味」が、顧客との信頼関係に大きな役割を果たすのだ。

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