AIチャットボット「Bebot」、羽田空港で多言語案内サービス実証実験開始
ビースポークと、東京国際空港ターミナルは1月17日、羽田空港第三ターミナルの利用者向けに、AIチャットボット「Bebot」による、24時間365日自動応答サービスの実証実験を始める。
外国人旅行者や視覚障害者に配慮
人工知能(AI)チャットボット「Bebot」サービスを展開するビースポーク(東京都渋谷区)と、東京国際空港ターミナル(TIAT、東京都大田区)は1月17日、羽田空港第三ターミナルの利用者向けに、AIチャットボット「Bebot」による、24時間365日自動応答サービスの実証実験を始める。
高い回答精度を誇る「Bebot」が、空港内の施設案内やフライト情報を含む、旅行者が必要とする情報提供について、分かりやすく自然な会話で応対。特に、外国人旅行者や高齢者、視覚障害者に配慮した仕様となっているという。
ビースポークによると、羽田空港は、「必要な情報が探せない」「窓口が混んでいる」「小さな文字が読みにくい」「日本語が読めない」など、場所柄、さまざまなニーズを持つ利用者がいるため、国籍や年齢を問わず、それぞれの立場に寄り添うことのできる「Bebot」を提供することになったという。
日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)、韓国語に対応。空港内外にQRコードを記載した掲示物を設置しており、利用者はスマートフォンやタブレット端末、パソコンでQRコードを読み取り、「Bebot」を利用する仕組み。チャット内でのスクリーンリーダーによる読み上げが可能で、利用者のフォントサイズの設定に合わせた、目に優しいフォント表示も可能。期間は2023年1月17日~2023年3月31日を予定している。