米国新車市場の裏側! 販売台数好調も、初期品質は「3年連続悪化」 捻じれた現実が生んだジレンマとは
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2023年7月の米国新車販売台数は、前年同月比14.7%増の131万4312台となった。米国経済の先行き不透明感にもかかわらず、2023年1月以降、前年実績を上回る販売が続いている。
EVも不具合が多い傾向

EVにおける不具合の多さも顕著で、主要EVメーカーのPP100は、
・テスラ:257
・リヴィアン・オートモーティヴ:282
・ポールスター:313
・ルーシッド・モーターズ:340
などとなっている。
いずれも調査数が少ないためランキングには含まれていないが、市場に参入して間もない新興EVメーカーの産みの苦しみといえる。
顧客ニーズを取り入れた技術開発で、顧客が満足する機能を提供するマーケットイン思考が自動車メーカーには求められるが、不具合をつぶし続ける「モグラたたき」状態が解消されない限り、初期品質の劣化は続くだろう。
品質向上に向き合うステランティス

今回の調査結果で上位にランクされたモデルのなかには、前モデルからの仕様変更が少なく、キャリーオーバーにより品質が維持され、上位にランクされている事情もあるようだ。
調査結果で前年比41ポイント減と最大の落ち込みを記録したリンカーンを傘下に持つフォードは、大幅な品質低下を認めつつも、2025年までに量産モデル部門のリーダーになることを目標に品質向上に取り組むとしている。
1~3位を独占したステランティスは、エンジニアリング部門ではなく工場部門が品質改善活動に取り組んでいる。系列工場に品質改善チームを配置、近隣の販売店を訪問して営業マンや顧客から聞いた話を品質改善に生かすなど、地道な取り組みを行っている。