ご当地カラー満載! 「動物注意」標識に想像以上の種類が存在するワケ

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黄色地に黒抜きで動物のシルエットが描かれている「動物注意」の道路標識を見たことがあるだろうか。様々な種類があるが、いったいなぜなのか。

動物注意の標識にはさまざまな種類がある

地方などでたまに目にする「動物注意」の道路標識(画像:写真AC)
地方などでたまに目にする「動物注意」の道路標識(画像:写真AC)

 黄色地に黒抜きで動物のシルエットが描かれている「動物注意」の道路標識を見たことがあるだろうか。これは「動物が飛び出す恐れあり」を意味している「警戒標識」と呼ばれるもので、国土交通省や都道府県といった各道路管理者によって設置されている。

 最も目にするのは、シカの図柄の標識だろう。いわずもがな、シカが道路に飛び出してくる恐れがあるため注意を促している。この図柄は国土交通省令で

「標準」

の図柄として指定されている。シカ以外にも、タヌキ、サル、ウサギの計4種類が標準指定されている。

 同様の標識はこれら以外にもさまざま存在し、イノシシやウシ、珍しいものではカワウソやヤンバルクイナ、クジャク、カニといったものまで存在している。

 動物の種類だけでも約35種類、図柄のバリエーションまで含めると日本全国で

「160種類以上」

もあるといわれている。「標準」がわずか4種類にもかかわらず、なぜこれほど多くの図柄が存在しているのだろうか。

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