「ご当地ナンバー」増加中も その分“お蔵入り”多数、いっそ名前は「市区町村ベース」にしたらどうか?
2006年10月から導入されている「ご当地ナンバー」。2023年4月には第4弾が発表された。その陰にはお蔵入りしたものもある。
新たに加わるご当地ナンバーは6地域

突然だが、現時点で日本にいくつの「ご当地ナンバー」があるかご存じだろうか。地域の特色を色濃く反映したご当地ナンバーは、2006(平成18)年10月の第1弾19地域にはじまり、2014年11月の第2弾10地域、2020年5月の第3弾17地域と、過去3回導入が実施されて、現在46地域で付与されている。
富士山ナンバーは、第1弾の目玉として、あるいは複数の運輸局にまたがるご当地ナンバーとしてメディアでも大きく取り上げられたこともあり、多くの人が思い浮かべるご当地ナンバーだろう。
また、2006年の第1弾の導入から15年以上経過しており、例えばつくばナンバーなど、元々あったのではないかと感じてしまうご当地ナンバーもある。
そして2023年4月、第4弾として新たに加わるご当地ナンバーが、国土交通省より発表された。新たな地域は、
・十勝
・日光
・江戸川
・安曇野
・南信州
・彦根
とのことである。ただし、実際に交付開始となるのは、2年後の2025年5月頃となる。
自動車のナンバープレートには、ご当地ナンバーのほか、2018年10月にスタートした地方版図柄入りナンバープレートがある。地方版図柄入りナンバープレートは、現在58地域に導入されており、平泉ナンバーや飛鳥ナンバーなど、中にはご当地ナンバープレートと図柄入りナンバープレートの両方を導入している地域もある。
ご当地ナンバー、地方版図柄入りナンバープレートは、いずれも
・地域振興
・観光振興
に資することを目的としており、実際地元のPRや広告塔としての役割を果たしていると、一定の評価を得ている。