景観のためだけじゃない! 私たちが街から「街路樹」をなくしてはいけない理由

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多くの道路には、街路樹が等間隔で植えられており、行政によって適切に管理されている。そんな街路樹、実は景観をよくするためだけに植えられているのではないことをご存じだろうか。

街路樹のはたらき

都会の街路樹(画像:写真AC)
都会の街路樹(画像:写真AC)

 桜が散り、木々が青々としてくるこの季節。運転中に道路脇にきれいな花々が咲いているのが見える。

 多くの道路には、街路樹が等間隔で植えられており、行政によって適切に管理されている。そんな街路樹、実は景観をよくするためだけに植えられているのではないことをご存じだろうか。

 街路樹には、植物ならではのはたらきがある。東京都建設局によると、街路樹には以下の四つのはたらきがあるという。

1.道路沿いの環境を守り、「ヒートアイランド現象」を緩和する
2.ドライバーの視線をみちびくなどして、安全でスムーズな交通を守る
3.四季折々の美しい季節の移り変わりを知らせる
4.緑が野鳥や昆虫をよぶなどして、心に落ち着きと安らぎを与えてくれる

 これを見ると、街路樹が街にどれほど貢献しているかがわかる。振り返ってみると、確かに、この季節は青々した木々が見ることができ、秋は紅葉、冬は雪景色などを楽しむことができる。街路樹がドライバーに運転の楽しみを与えてくれるともいえるだろう。

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