労働災害を撲滅! コマツの建機「遠隔操作システム」が革新的なワケ
労働災害事故に至る危険性は昔と比べて大幅に減っている。しかし、作業内容によっては依然として危険度が高い現場があるのも事実だ。それを解決するのが「遠隔操作システム」だ。
オペレーターの命を守る
コマツとアースブレイン、さらにドコモが連携することで実現したこれら建機の遠隔操作システムは、今後さまざまな現場での運用が期待できる。大型の機械が使われる大規模鉱山やトンネル工事、大深度地下での掘削工事などはその代表だろう。
また危険ではあるが、ある程度管理されたこうした現場とは危険度が根本的に異なる過酷な現場もある。それは災害復旧現場である。
こうした危険度の予測が難しい現場においてオペレーターの命を守るという意味では、この遠隔操作システムは大きな助けになってくれるだろう。
なお、現時点での採用企業はまだ1社ということだが、今後はその活動範囲が拡大して行くだろう。