蒲蒲線は本当に必要か? 4月当選の新区長は推進派も、慎重・反対派の合計票数大きく下回る現実 そもそも地元民にメリットあるのか

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新たな空港アクセス路線として、その行方が注目されている蒲蒲線。4月23日に行われた大田区議会議員・大田区長選挙の結果を見るに、大田区民の意見は大きく分断されていることがわかった。

問われる建設意義

蒲蒲線の概要(画像:大田区)
蒲蒲線の概要(画像:大田区)

 さらに、蒲蒲線建設に区の予算を投じることには、地域に関係なく反対の声がある。

 現在の計画では、工事は京急蒲田駅までを第1期とし、空港までの路線は第2期としている。理由は、東急と京急で線路幅が違うためだ。

 これを解決する手段として、区はかねてよりフリーゲージトレインの導入を挙げていたが、西九州新幹線での導入が断念されてから、その開発は停滞している。

 国家事業ならともかく、地域の1路線でフリーゲージトレインの開発ができるとは考えにくい。最悪の場合、京急蒲田駅まで開通したものの、その先は進まなかった……というシナリオも考えられる。

 既にJR東日本が新たな空港アクセス鉄道を計画しているなかで、蒲蒲線は建設意義も疑問視されるようになっている。

 コロナ禍が落ち着き、インバウンド需要が今後再び期待されるとしても、アクセス鉄道がそんなに必要なのか。そこから改めて再考しなければならない。

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