「新幹線駅」がない自治体の盛り上げ方、いったいどうしたらいい? 北陸新幹線延伸を例に考える
新幹線の駅がないまちは、今後いかなる手段で地域を盛り上げていくべきなのだろうか。そもそも、新幹線整備が進んだ地域の経済効果はどのくらいなのか。
新幹線による大きな経済効果

1964(昭和39)年の東海道新幹線開業を皮切りに、日本全国で新幹線の整備が行われた。現在では、新幹線は重要なインフラ基盤として日本経済の発展に大きく貢献している。一方で、新幹線の駅があるまちとないまちの格差も問題視されている。新幹線の駅がないまちは、今後いかなる手段で地域を盛り上げていくべきなのだろうか。そもそも、新幹線整備が進んだ地域の経済効果はどのくらいなのか、「北陸新幹線延伸の例」を見てみよう。
北陸新幹線は、1997(平成9)年に東京~長野間が部分開業した。その後2015年に長野~金沢間が開通し、晴れて東京と金沢が結ばれた。同年の石川県の観光客数は過去最高である2500万人を記録し、コロナ禍で観光客数が落ちる前までその数をほぼ保っていた。
石川県の例でもわかるように、新幹線の駅の誕生がその地域に与える経済効果は莫大(ばくだい)だ。政府によると、北陸新幹線長野~金沢間開業後の経済波及効果は、1年間で
「678億円」
に達したともいわれている。