車中泊トラブルを「新参者」のせいにするな! 平成黎明期からあった数々の蛮行、自省すべきはベテランである

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車中泊は道の駅にとって迷惑な存在なのか――。そこで、車中泊の黎明期を調べてみると、その深い関係性が見えてきた。

「地元に金が落ちない」の現実

車中泊のイメージ(画像:写真AC)
車中泊のイメージ(画像:写真AC)

 ただ、全国一律で地元が潤ったわけでなかった。むしろ、「地元に金が落ちない」と嘆く地域もあった。

 当時、冬のスキーシーズンになると車中泊で混雑していたのが長野県白馬村の道の駅「白馬」だった。同駅は近隣にコンビニがあり、さらに白馬村には24時間営業の温泉施設があったため、宿泊費を節約し、車中泊で長期間滞在してスキーを楽しむ人が殺到していた。

 結果、2001(平成13)年になると、村内の旅館やホテルはガラガラなのに、道の駅の駐車場は満杯という、地元にとっては全く歓迎できない状況となり、地域の問題となった。これは現在でも指摘されていることだ。

 また、マナーについてもかなり早い段階から問題となっている。『朝日新聞』1998年10月17日付朝刊では、当時全国470か所に設置された道の駅で、車中泊する人が増えていることを報じている。黎明期の貴重な記録だが、そのなかには、既に車中泊利用者による多くの迷惑行為が起きているとある。

「駅が普及するにつれ、悩みも出てきた。駐車場の水道水で洗車したり、コンセントを使って電気がまでご飯を炊いたり、マナー違反が目立ってきたからだ。山梨県大和村の「甲斐大和」の駐車場には、五月から事故車と見られる長野ナンバーの車一台が放置されたまま。駐車場に電化製品を捨てられたこともある」

ベテランこそ自省を

車中泊のイメージ(画像:写真AC)
車中泊のイメージ(画像:写真AC)

 車中泊利用者による迷惑行為は。

「近年になって増加した」

のではなく、その黎明期から絶えなかったのである。昨今のトラブルは、あたかも

「昨日今日から始めた新参者」

が起こしていると捉えられがちだが、それは違う。

「自分こそは経験を積んでいる車中泊ベテラン」

と思っている人こそ、自省しなければならないのだ。もはや道の駅なくして、現在の車中泊は成立しない。自分たちの環境は自分たちで守りましょう。

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