戦車・戦艦好きでも反戦派? ネットにはびこる「ミリオタ = 右翼」説を一蹴する
マニアックな軍事情報をSNSで解説している「ミリオタ」。そんな彼らは一般的に「右翼的」と認識されているが、それは本当だろうか。
軍事忌避イメージはわりと最近

本来、左翼にとっての反戦平和とは、
「戦争そのものを否定すること」
ではない。
戦争は国を牛耳る資本家同士の争いによって始まるものと解釈し、その戦争には反対する。一方、軍事力を持つ国家体制に対抗し、その打倒を目指すのだから当然、自分たちも軍事力を行使しなくてはならない、というわけである。
とりわけ1960年代から70年代にかけては、いかに軍事を使うかが左翼にとっては語るべき重要なテーマとなっている。当時はさまざまな組織が軍事部門を持ち、火炎瓶や爆弾を使った闘争を盛んに行っていた。
警察用語でいうところの「左翼によるテロ・ゲリラ」が下火になったのは、1990年代に入ってからである。実に左翼は反戦平和だから、軍事を忌避しているというイメージは、
「ここ20年ちょっとのもの」
でしかない。だから、左翼兼ミリオタという人がいてもまったくおかしくないのだ。