近年、空港近くにホテルが乱立しているワケ 売上をがっちり支える意外な「お得意さま」とは?

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飛行機日本でも世界でもやや大きめの空港以上になると、空港のターミナルと直結、または近くに必ずホテルがある。いったいなぜか。

カプセルホテルは海外でも人気

タイ・バンコクのスワンナプーム空港にあるカプセルホテル(画像:シカマアキ)
タイ・バンコクのスワンナプーム空港にあるカプセルホテル(画像:シカマアキ)

 空港ホテルとはいえ、チェックインやチェックアウトの時間、客室での滞在などは一般的なホテルと変わらない。ただ、深夜に着いて早朝に出発する宿泊客が多い。

 深夜着・早朝発だと滞在時間が短いため、「シャワーがあって寝られれば十分」という人も多くいる。日本国内だと、羽田空港、成田空港、関西空港などにはカプセルホテルがある。海外では、韓国のソウル仁川、タイのバンコク、スイスのチューリッヒなどの空港にも同じタイプの宿泊施設が続々と開業している。

 いずれも宿泊代金は空港ホテルよりも安く、ニーズがあるのだろう。宿泊だけでなく、日中のシャワー利用に対応する施設もある。

 また、ホテル内にあるカフェの営業時間が朝4時から16時までだったり、コンビニエンスストアが24時間営業でなく17時から営業だったりする。逆に、早朝にチェックアウトする宿泊客が多いため、チェックイン開始時間前の午前中にホテルに行くと、すでに客室の清掃が終わっており、追加料金なしでチェックインできることもある。早朝便に対応し、「朝4時発 空港行き無料バス」などを運行するのも、空港ホテルならではだ。

 一方、空港に隣接するという立地を生かし、飛行機の撮影を趣味で楽しむ

「スポッター」

と呼ばれる人々をターゲットにした宿泊プランを提供するホテルもある。

 とあるホテルでは、空港が見える上層階の客室を確約し、ホテルでの長時間滞在を見越して軽食などが付くことも。飛行機が好きだと、客室から空港と飛行機が見えるとそれだけで宿泊メリットが大きい。他の宿泊タイプよりもやや割高に設定されていることが多いものの、空港ホテルによっては人気が高い。ホテル屋上のスペースを宿泊客向けに開放し、飛行機が撮影できることをアピールするホテルもある。

 昔と比べて、空港の交通アクセスは整備され利便性は上がっている。デジタル化により、チェックイン時などの効率化も進んでいる。それでも空港ホテルのニーズは確実に存在し、単なる宿泊以外での活用、空港メリットを生かすことで、ビジネスにつなげる動きも広がっている。

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