近年、空港近くにホテルが乱立しているワケ 売上をがっちり支える意外な「お得意さま」とは?

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飛行機日本でも世界でもやや大きめの空港以上になると、空港のターミナルと直結、または近くに必ずホテルがある。いったいなぜか。

空港ホテルの「真のお得意さま」とは

空港ホテルには飛行機の「発着案内」がある(画像:シカマアキ)
空港ホテルには飛行機の「発着案内」がある(画像:シカマアキ)

 さて、空港ホテルを利用するのはいったいどのような人だろうか。日本と世界の主要空港における空港ホテルでの利用客は、主に次のとおりだ。

・早朝便、深夜便の空港利用客
・空港乗り継ぎ客
・運航乗務員(パイロット、キャビンアテンダントなど)
・工事など空港関係者
・一般の宿泊客(ツアーなど)

 一般的なイメージでは、「空港乗り継ぎ」「前泊・後泊」だろう。これらのニーズも確かにある。しかしそれ以上に、運航乗務員の「ステイ」と呼ばれる滞在も多い。

 ステイは観光需要が落ち込んで乗客数が少なくなっても、便が欠航にならない限り、まとまった宿泊数が見込める。飛行機の機材によって、運航乗務員の数が決められているからだ。国際線長距離便の担当だと、2泊以上ということも珍しくない。

 航空会社が空港ごとに1か所または複数のホテルと契約し、運航便ごとにステイが必要であれば宿泊手配する。このまとまった宿泊パターンを確保したいホテルは多い。

 また一般の宿泊客で意外と多いのは、日本の旅行会社が行う団体ツアーなどである。日本人向けのツアーでは、旅行中のスケジュールがタイトであることが多く、空港ホテルの滞在だと早朝便や深夜便も利用しやすい。さらに、空港が郊外にあって不便なために市内中心部にある同ランクのホテルより安い。とにかく安さで競うツアー代金の値下げにも貢献しているのだ。

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