単刀直入に問う 「空飛ぶクルマ」はなぜ日本でいまいち盛り上がらないのか?
「CES」で米国の新興企業ASKAが展示した空飛ぶクルマ「A5」の実機が話題を呼んだ。一方、国内の盛り上がりはいまいちと言わざるを得ない。
CESで注目された米新興企業の製品
![CESにて展示されたASKA社の「A5」(画像:ASKA)](https://merkmal-biz.jp/wp-content/uploads/2023/02/230206_flying_01.jpg)
世界最大級の家電・ITの展示会「CES」が、ラスベガスで2023年1月3日から8日まで開催された。173か国から3200以上の企業が参加したこの展示会で注目を集めたのが、米国の新興企業ASKAが展示した空飛ぶクルマ「A5」の実機だ。
A5は六つのプロペラで飛行し、最大飛行速度は時速150マイル(約241km/h)、航続距離は250マイル(約402km)の性能を持つ。
広げた翼を折り畳めば、大型スポーツタイプ多目的車(SUV)ほどのサイズになり、自動車のように道路を走行することもできる。2026年の商品化を目指しており、公式ウェブサイトでは、すでに予約注文も受け付けている。
CESには、ASKAのほか
・MACA(フランス)
・PLANA(韓国)
・SkyDrive(愛知県豊田市)
が空飛ぶクルマメーカーとして出展したが、実機を持ち込んだのはASKAのみで、SkyDriveも模型の展示にとどまった。