テスラ株70%下落の衝撃 やはり「ばかげた過大評価」の声は正しかったのか
テスラの株価が下落している。2022年の第4四半期に入ると急激に減少。12月27日(現地時間)の終値は109.10ドルと、52週最安値となった。
下降トレンドを続けるテスラの株価

テスラの株価が下落している。2022年1月に最高値402.66ドルを記録したものの、年間を通じては下降トレンドにあり、第4四半期に入ると急激に減少。12月27日(現地時間)の終値は109.10ドルと、52週最安値となった。
最高値と比較すると約70%の下落であり、「テスラはもうおしまいか?」など、さまざまな臆測が世界中を駆けめぐった。ちなみに、年が明けてから幾分かもちなおし、2023年1月23日(現地時間)の終値は143.75ドルとなっている。
2021年決算におけるテスラの株主資本は301億8900万ドルであり、1株当たりの株主資本は約10ドルになる。テスラの株式が下落したとはいえ、いまだ100ドル以上あるテスラの株価を
「ばかげた過大評価」
と言い切る専門家もいれば、
「テスラの将来性は損なわれていない」
と主張するアナリストもおり、現時点におけるテスラの評価が真っ二つに割れている。
フォード・モーターの12月27日(現地時間)の終値は11.20ドルであり、株価に約10倍のひらきがある。ちなみに、フォード・モーターの株価も、2022年1月の最高値25.87ドルを境に下降傾向にあり、かつ最高値と比較すると56%も下落しており、テスラだけが異常に注目されたとも思えなくはない。
なぜ、テスラだけが異常に注目されるのだろうか。