日本~中国の往来が止まればダメージ深刻! 日本の水際対策強化で中国は対抗措置、春節期待の観光業界は置いてけぼりか
中国は日本の水際対策強化の対抗措置として、日本人へのビザの発給を一時停止した。日本と中国の往来が止まると、どのような影響が出てくるのか。
直行便、回復はかなり先か

日本と中国を行き来するのは、旅行客だけではない。ビジネス渡航も非常に多い。そのため、コロナ以前には毎日多くの中国便があった。
全日本空輸(ANA)や日本航空(JAL)、中国国際航空といった大手航空会社を始め、日系や中国系の格安航空会社(LCC)も数多く就航していた。北京や上海、広州などのほか、中国の多くの地方空港にまで日本との直行便があったほどだった。
これらの中国便は、新型コロナ禍での中国当局による発着便対応で激減した。例えば、現在、
・ANA:週15.5往復
・JAL:週10.5往復
となっている。これは通常期の1割程度である。ゼロではないにしろ、非常に少ない。
ビジネスや留学、一時帰国などどうしても日中間を移動しなければいけない人も少なくなく、航空券の価格が高騰して頭を抱えるという話も、新型コロナ禍でよく聞かれた。
そして2023年の春節に向け、各社とも増便などの目立った動きがないまま、日本と中国の関係にあつれきが生じた。ただ、その影響は最小限となりそうだ。
今後、両国間の入国が緩和されれば、徐々に回復するだろう。しかし、急な増便は難しい。現状の1割から以前の状況に戻るには、まだ相当な時間がかかると見込まれる。