日本~中国の往来が止まればダメージ深刻! 日本の水際対策強化で中国は対抗措置、春節期待の観光業界は置いてけぼりか

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中国は日本の水際対策強化の対抗措置として、日本人へのビザの発給を一時停止した。日本と中国の往来が止まると、どのような影響が出てくるのか。

強力だったコロナ以前の「爆買い」

シンガポールで見られた旧正月を祝うディスプレイ(画像:シカマアキ)
シンガポールで見られた旧正月を祝うディスプレイ(画像:シカマアキ)

 日本と中国の往来が止まると、どのような影響が出てくるのか。

 まず、「爆買い」で知られた中国からの訪日旅行客がいないと、日本の観光地などの売り上げが減ったままで、コロナ以前並みの回復は見込めない。2022年10月11日に日本が外国人旅行客に対する入国を緩和して以降、中国を除く多くの外国人が次々と訪日しているが、

・旅行者数
・消費金額

は、中国人旅行客に到底及ばない。

 訪日外国人のなかでも、中国からの旅行者による旅行消費額は他の国・地域よりもけた違いに多い。観光庁が発表する「訪日外国人消費動向調査」によると、2019年は旅行消費額(総額)が4兆8135億円。そのうち、中国が1兆7704億円と、

「約3分の1」

を占めていた。

 つまり新型コロナ以前、約3~4割を占めていた中国人旅行客が現在ほぼゼロの状況だと、今の売り上げは単純計算でも全盛期の6~7割止まり。値上げラッシュで国内消費が落ち込む中、2023年の春節に期待する観光業界や大型量販店などは少なくないだろう。

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